前のblogでも書いた通り、昔撮ったVHSのデータの保存を細々と続けている訳ですが、その中でもTOPクラスに「テープデータが残ってて良かったわ…」がエレンディラでした。20年ぐらい前にDVDにダビングした形跡は有るのですが、あの頃は知識乏しくて確か同一機種以外で見れないダビングしちゃったんですよネ(汗)。先に移行した「東京裁判」辺りはある程度ソフト化されている筈なんですが(一応監督も「人間の條件」の小林正樹ですし)、エレンディラはそもそも日本では貴重な中南米作品。尚且つ日本語字幕付きとなると最早存在するかどうかも怪しい代物なのですよ。当然、ソフトが有ったとしても外国版、字幕は先ず無いでしょう…と、言う事でダビング出来てよかった
如何言うお話かと言うと「自堕落不気味なババァと太眉とやや褐色の美少女な孫が暮らしていたのですが、家全焼で財産消滅。無一文になったババァが孫に身体を売らせて再び金を稼ぐのですが、孫は孫で自分に入れ込む美少年をたらし込んで、最終的に孫に入れ込んだ美少年が…」位にしておきましょう
原作は、遂に文庫版が出てしまった事でお馴染みの中南米文学の傑作「百年の孤独」や「族長の秋」の著者で知られるノーベル文学賞作家、ガブリエル・ガルシア・マルケス。いかりやはこの映画を見た後で「百年の孤独」を読んだお陰か、あの一寸想像し難いマルケス世界の情景を読み込むのに時間が掛からなかったかなと。結構、独特で幻覚的な映像感かなと思います
メインの孫とババァですが
孫のエレンディラを演じるのが公開時20歳のクラウディア・オハナ。尚、この時点で既に監督リュイ・グエッラの嫁です。童顔でそんなにおっぱいも大きくなくて正にストライクゾーンと言うか、多分いかりやが見たのが13~14歳位の頃なので、完全に性癖に影響を与えられています。
そしてババァ役で怪演を見せたのがイレーネ・パパス。有名所だと「ナバロンの要塞」の女レジスタンス役のスパイじゃない方が一番馴染みが有るかなと思います。ナバロンの要塞から22年後の作品とは言え当時57歳とは思えない老婆っぷりを見せていて、此方も名演なのですよ、ええ
あと流石人妻、クラウディア・オハナ
がっつり全裸でベットシーンをやってくれていて、本当に性癖にがっつり影響与えてくださいました、有難うございます(;’∀’)