「映画大好きポンポさん」観てきたよ~!

先々月位から話題になってた「映画大好きポンポさん」、漸く地元で(と、言っても往復で100km先ですけどね)2週間限定で上映されるって事で見てきました。尚、話題になってからポンポさんの原作は読んだので、原作読後→映画と言う感じです。

正味原作だけなら30分で終わってしまいそうな内容を如何言う風に90分にするのかなと思いましたが、90分確りエンターテインメントとして楽しめる内容になってました。うむ、流石。

取り敢えず、女の子が可愛い。うん、ナタリーちゃんやミスティアさん、そしてポンポさん、受付のお姉さんもカワイイ。本編でポンポさんが「女優が綺麗に撮れればOK」みたいな事言ってましたけど、その観点で鑑みればOK過ぎるでしょう。特にお尻フォーカス多かったですよね(ミスティアさんがビキニのお尻のあたり直すシーンとか、ナタリーちゃんがバイトから帰ってきて倒れ込んだ時のお尻描写とかw)。
画角的には「アニメならではの」と「フィルム映画っぽい」描写をちりばめた感じ。ジーン君の編集シーンなんかは正にアニメだし、ナタリーちゃん回想シーンでフィルム戻しするのはホント映画っぽかった。あと、アニメーション的には意外と(演出の違いはあるとは言え)原作カラーページに忠実かも…。

で、先に書いた様に正味なら90分は掛からない本編。劇中劇「MEISTER」への描写をメイキングも含め深くし、後はオリジナルキャラで有るアラン君のシナリオを加味、ジーン君の編集作業苦悩シーンを付け加えて90分になったかなと思いますが、 MEISTERのメイキングも含めた描写は結構引き込まれたかなと。
後の二つ。アラン君に関してですが、恐らくジーンとの対比だと思うんですが意図した構図はちゃんとハマってかと。あの、終盤のどんでん返しも一寸半沢直樹臭を漂わせつつ(わざとかなw)、オリジナルシナリオですが楽しめました。

が、それが有った為に一寸ジーン君のキャラが薄くなっちゃた感も否めないんですよね。もう一つ増やした編集作業シーンも含めて。
原作読んだジーン君の感想は「社会不適格の、事、映画に関してはキレッキレの狂人」なんですけど、その狂人部分が薄くなっちゃてたのが少し気になる所でした。原作だと編集作業時のジーン君は狂人且つ天才感があるんですよね。其れこそサクッと編集でぶった切りまくった挙句、ニャカデミー賞でシレっと「90分って所ですかね」って言ってのけてこそジーン・フィニたる所以だとも思うので。あの編集の苦悩の後の「90分」と原作のサクッとの後の「90分」って結構意味が違ってきそうかなと。個人的には原作版の「90分ですね」の方の意味合いの方が狂気じみてて好きですが。
まぁ、だた、其れをそのままやっちゃうとエンタメとして如何かとも思うのでコレはコレで有りなんだろうなとー。

ともあれ、久々にこんな話をBlogに書かせるだけの面白さのある作品でしたので間違いなく円盤も買っちゃうと思われます。そしらた俺、ナタリーちゃんで(*´Д`)ハァハァするんだ(台無し


本予告


公開直前PV

投稿者: ikariya

明日、いかりや。 93~03年まで成人向け漫画雑誌「漫画ホットミルク」「漫画ばんがいち」「コミックメガキューブ」の読者コーナーに投稿していた元・ハガキ投稿者。漫画ホットミルク読者集会「愛宴」の幹事も長らく務めておりました…...まだ「おります」かもしれません。同人活動も碇屋工房にて97年~現在まで続いております。好きなものに関してはこちら参照で。