木曽路はすべて山の中である


朝2時半、頭痛で目が覚める。酒の所為ではなく、肩凝の其れ。ベッドが軟らか過ぎる所為だろう。
眠れないのもナニなので、ロキソニン1錠を服用して眠りに付く。んで持って朝6時半起床。
暫しボーっとして、身支度を整え、8時過ぎにチェックアウト。朝飯に蕎麦でも喰おうと、駅周辺をうろつくモノの、開いている店は無し。駅の蕎麦屋も9時開店。この辺、奥東濃南木曽地方の中心都市として如何かと思うぞ中津川。朝飯は諦め、9時前まで駅の待合室やら駅周辺やらで過ごし、三菱東京UFJ銀行中津川支店に向かう。目的は未だ東海銀行の侭のカード&通帳の更新。別にコッチの(田辺に有る)同行でやっても良いのだが何となく。10分程で手続き終了。銀行を出た後コンビニでお茶を買い、再び出てきた頭痛にバファリン2錠服用し、馬籠行きのバスを待つ。
9時41分、バス到着。中は遠足らしい幼稚園児で満員。何か見つける度に頭を右左に動かす仕草は後ろから見るとプレーリードックみたいに見える。園児達は落合の手前で降り、殆どの客は馬籠まで降りなかった。
10時過ぎ馬籠到着。あんまり紅葉は進んでいない様子。平日だが、中高年を中心にお客は多い。翌々考えれば、俺がこの手(観光業)の仕事をして居た頃も、地域事情がある2月を除けば、11月が一番多かった。定期バスは下側なので必然的に只管登ることとなる。


何とか登り続けてやっと展望台まで到着。先には未だ水車小屋や啄木の碑があるのだが、一寸其処まで行く気力は無し。展望台で煙草に火を付け一服し、再び下り始める。彼方此方をカメラに収めつつ、途中の店で手打ち蕎麦を手繰る。山葵が付いていたので、最後の汁にガーっと山葵を入れて飲み干す。中々旨かった。


食後は藤村記念館へ――。つか、正直、余り文学に興味が有るとは思えない俺が1時間半以上入り浸る程、施設としては充実。詩人・作家記念館のパイオニアに恥じない展示物の数々は好きな人なら、数時間入り浸っても飽きないでしょう。
漸くして館を出ようかと思うと、再び頭痛。「バファリン利かねぇ」と思いながらロキソニンを1錠飲む。
記念館を後にして再び宿場町を下る。途中、南木曽地方では名うての和菓子屋である「川上屋」の栗きんとんを職場への土産として買い、宿場町を出る。そして、バスにのり中津川へ。

後は、中津川→多治見→岐阜→米原→新大阪と乗り換えて更に途中でバファリン2錠×2を服用しつつ湯浅まで。
本当に、この頭痛さえ無けりゃ良い一人旅立ったんですけどねぇ・・・いやはや。

投稿者: ikariya

明日、いかりや。 93~03年まで成人向け漫画雑誌「漫画ホットミルク」「漫画ばんがいち」「コミックメガキューブ」の読者コーナーに投稿していた元・ハガキ投稿者。漫画ホットミルク読者集会「愛宴」の幹事も長らく務めておりました…...まだ「おります」かもしれません。同人活動も碇屋工房にて97年~現在まで続いております。好きなものに関してはこちら参照で。