「旧国鉄バス熊野本線/来栖川駅」
つい最近まで気に留める事も無かったのですが、去年嬉野温泉に行った際に使った「嬉野温泉バスターミナル」が素晴らしいまでに昭和の匂いを強く残した「自動車駅」だったのですが、県内にも無いかなと思いまして。
此処で言う「自動車駅」、基本的に旧国鉄バス(JRバス)が嘗ては鉄道線との乗継込のきっぷなんかを販売するなど、所謂「駅」として機能していたバスターミナル。例えば「嬉野温泉バスターミナル」なんかで言えばこんな感じで
窓口があったりする訳で。
そうなると、そもそも旧国鉄バスが走っている必要があるのですが…、ああ、そう言えば有ったわ。しかも、割と毎年数回通ってたわ、と車を走らせました。
で、到着(車は置けないので近くの行政局に一寸だけ置かせて頂きました・汗)
旧JR西日本バスの熊野線の「自動車駅」だった「来栖川駅」です。来栖川は旧中辺路町の中心地でして、此処から紀勢本線に接続する便を嘗てはJR西日本バスが運航して居りまして、過去には本宮方面まで路線が伸びておりました。
現在、本宮方面へは龍神自動車が、そして09年まで走っていたJR西日本バスの代替で此処来栖川までは明光バスが走っていて、今尚バス停としては機能しています(土地は販売借地対象みたいですが・汗)。
またその隣の窓からは二段ベッドらしきモノが。昔は夜間滞泊とかあったんでしょうかね。
大きな車庫も健在。この写真を撮影する直前までは田辺市民バス(コミュニティバス)が数台止まっていて、それぞれの路線に向けて走って行っておりました。
往時を偲ばせる貴重な「自動車駅」。とは言え一般的な文化財的価値となると一部の好事家の興味しか引かないと思うので、いつ無くなっても不思議じゃ無いのかなとも。何とか残ってほしいのですけどね(汗
尚、場所は此処で。