東日本大震災

先ずは、震災に辺り被災された方に心からのお見舞いと、亡くなられた方には深い哀悼の意を称します。
此処に書こうと思うに至るまで3日掛かりました。それ程、衝撃的な「国難」です。
幸いにして、震災地からは遠く離れ、地震の被害には合う事はありませんでしたが、東南海・南海地震の被害予想該当地域に住む者としては、全く他人事ではなく、何時、此れを書いている時間ですら、同じ災害に合うやも知れない。そんな中、自身が生きている事の有難さを感じつつ、自分自身に出来る事をやっていければと思っております(勿論、日常生活を確りと続けた上でです
兎に角、国全体が復興に向けて一丸に成らねば成りません。為政者はこの国難に当たっては、損得勘定なく、身を粉にしてでも働いて貰いたい。無論、未曾有の大災害の対応に関しては至らない部分は多々見受けられる。が、それでも、頑張ってほしい。どの政党が政権政党であれ、この甚大すぎる被害に対して、適切に対応を取れたかは甚だ疑問だ。また、各政党は意味の無い駆け引きは止め、挙国一致でこの国難に当たって頂きたい。
そして何よりも、現場で被災者救出に当たって居る、自衛隊員、消防局員、警官ほか多くの皆さまには、感謝の言葉に付きません。国内外において多数の災害救助に通じた、世界屈指の集団だと思います。如何か、一人でも多くの人命を救って下さいますように切に願っております。
さて、前述した通り被害は甚大である。そもそもが、海岸線沿いの入り江に独立した集落をもつ地域故、当該自治体そのものが致命的な打撃を受けた場合、全く被害の状況がつかめない可能性がある。そう言った町々を完全に調査した後には、恐らく被害は格段に跳ね上がる。まだ、国全体として被害の全容が掴めていないだろ。阪神淡路を凌ぐ遥かに広範囲の大震災故、仕方が無い話ではある。
故にこの状況下での海外からの救援人員受け入れはまだ難しいと判断せざるを得ない。全体像を把握し、恐らくかなりの人員が来るであろう海外からの応援を「捌く」体勢を整えるには、全体像の把握が必要不可欠であり、現在受け入れる国が限られているのは致し方が無いかと。最も迅速に受け入れる需要が有るとすれば医療チームかと思われる。
福島第一原発の事象においては、確かに政府・原子力安全委員の対応には不満は残るが、地震学者ですら「想定外」と言っていた地震を為政者や門外漢が想定できるとは思えない。東京電力からの連絡を待って報告をする政府広報としては、間違いの無い情報を流す最善の努力はしているだろう。寧ろ情報が遅いのは東京電力と見ている。対応も、避難はやや段階的過ぎた感があり、ベストではないが、精一杯はやっているし、此れまで後手に回っていた、1号炉の教訓を生かし、3号炉には早々に海水注入を決断しており、学習はしてきている。個人的には2号をも早々に諦め、後は最大限の努力を持って、炉心棒融解まではやむを得ないにしても、炉心爆発だけは何とか防いで頂きたい所存であります。
あと、忘れてはいけないのが、長野県内での地震である。東日本一帯の地震のひどさに目を奪われがちだが、此方も人的被害は少ないとはいえ、インフラはかなりダメージを受けている。此方にも救いの手を述べなければならない。
日本が、この国難を乗り越える事が出来ると信じたい。そのためにはも、自分自身を含め幸運にも被災を免れた地域の人々が、前述もした通り確りとした、今の自分自身の使命を果たした上で、自身の出来る範囲+アルファで復興を支えて行ければと考えます。
追記:文章に誤字脱字、事実誤認等が有れば、web拍手・twitter等でご指摘ください。

投稿者: ikariya

明日、いかりや。 93~03年まで成人向け漫画雑誌「漫画ホットミルク」「漫画ばんがいち」「コミックメガキューブ」の読者コーナーに投稿していた元・ハガキ投稿者。漫画ホットミルク読者集会「愛宴」の幹事も長らく務めておりました…...まだ「おります」かもしれません。同人活動も碇屋工房にて97年~現在まで続いております。好きなものに関してはこちら参照で。