台風21号で53時間停電を喰らって思った事など。

先週火曜に近畿地方を襲った平成最強クラスの台風21号。いかりやの所在地の直撃を喰らい、表題通り53時間に渡る停電に巻き込まれました。まぁ、被害が無かったとは言えないですが、何とか大きな被害は無く、こうやってBlogなんか書けたり出来る状況ではあります。

しかし、「平成最強」と言うレベルは確かに伊達では無く、生まれてこの方あれほど酷い暴風雨が2時間以上続いたのは、正直記憶に無かったです。被害もやはり出てましたが、やはり一番の被害は電源でした。これを書いている現時点でも、先々週にバスで通った修理川や川原河を始め和歌山県内では、1週間が過ぎようとしている今尚5000軒が停電している状態で、自分の所の53時間(正確には翌日更に+8時間)はまだマシな方だったんだなぁ、と思わざるを得ない所です。とは言え、やはり2日間に渡るとは思っていなかったので、2回目の夕方には「マジかよ、おい」と随分と動揺しましたけどね(汗

さて、今回の台風による停電で感じた事の一つに「情報の喪失」が有ったかなぁ、と思います。情報量で最も多いのはやはりTV(NHK)になるのですが、そこが途絶えると、後はネットとラジオしかなく、更に携帯回線も持って1日と言う事を考えると、最終的にはラジオしか無くなる訳です。
先の北海道の地震に置いてもコミュニティFMや地方局の情報が非常に役に立ったという話が流れていましたが、コミュニティFMは其処まで全国各地を網羅するほど無く、またAMの地方局は地域によっては非常に電波が弱かったりするんですよ。と、言うか自分が住んでいる所が正にそれで。もう、頼みの綱はNHKラジオのみ・・・なのですが、割と通常放送orz。「番組の途中ですが」で地方局の放送はさし込んできますが、情報量は本当に少なく、マジで何が起きてるのか把握する事が難しかったんですよね。

AMのNHKは国営で尚且つ2チャンネルを有している事を鑑みると、防災的な観点から、非常時に置いては1つは暫くは完全に防災用途で使うべきだと思ったり。それが特定の地域を限定していて他のリスナーには不要なものだとしても、一番必要な人の所に情報を伝えるのが国営放送の役目じゃ無いかなと。TVは確かに情報量多いですけど、一番必要な人は見えないですし、NHKが、やたらとアプリをTVで押してましたが(画期的ですねとかTwitterで呟いてるのも居たが)、アプリも電波が途絶した時点でアウトです。やっぱり、最終的に頼る事が出来るのはラジオですし、一番インフラストラクチャーも整っているのがNHKなので、その辺は考えるべきなんじゃ無いかなと。

投稿者: ikariya

明日、いかりや。 93~03年まで成人向け漫画雑誌「漫画ホットミルク」「漫画ばんがいち」「コミックメガキューブ」の読者コーナーに投稿していた元・ハガキ投稿者。漫画ホットミルク読者集会「愛宴」の幹事も長らく務めておりました…...まだ「おります」かもしれません。同人活動も碇屋工房にて97年~現在まで続いております。好きなものに関してはこちら参照で。